子どもが社会の中で、自分に自信を持って自立して生きていくために必要なものは、何だと思いますか?
それは、
自分は大切な存在。
自分は愛される価値のある人
だと、心の底から感じていることです。
「メチャメチャ可愛い」
「いい子でなくても大事な子」
親や周囲の大人に、丸ごと愛されて育てられることです。
京都大学助教授の木原雅子さんは、中高生を中心とした15万件を超えるアンケート調査・インタビュー調査を行っています。「10代の性行動と日本社会」(木原雅子著 ミネルヴァ社)
アンケートの最初の質問は、
「あなたを大切にしてくれる大人はいますか?」
というものです。
その答えがYESかNOかで、非行(性交渉や万引きなど)率が変わってくる。
自分を大切にしてくれる大人がいる子どもほど、非行率が低く、社会規範を守ることができるそうです。
自分のことを大切にしてくれる大人。
一番身近なのは親です。
自分に自信を持って自立して生きていくためには、子どもの心の中にしっかりと「自分は愛されている」という感情を育てることなんです。