話す力聞く力のトレーニングプログラム
「ことばキャンプ」で、自信をつけていく子どもたちを見てきました。
子どもが「自信をつけた瞬間」を見かけます。
先日、あるワークに参加していたNちゃん。
順番が来ても、答えることができませんでした。
話しベタなNちゃんは、とっさにことばが出てこなったのです。
涙をポタポタ・・・
その後は、落ち込んでなかなかゲームに戻ってくることができませんでした。
他の人にとっては
「なんで、こんなことで落ち込んじゃうわけ?
とっさに答えがでてなかっただけでしょ」と、
一笑にふすかもしれません。
でも、Nちゃんにとっては高い壁なんです。
壁は、本人でしか乗り越えることはできない。
私は、ただNちゃんのそばにいてそっと様子をみていました。
少し時間がたったとき、
Nちゃんは自分で自分の気持ちに整理をつけて、
新しいゲームに参加しようとしたのがわかりました。
そこで
「気持ちを切り替えられた?」と、言ってみました。
Nちゃんは、コクンとうなづきました。
そして、順番が回ってきたとき、
Nちゃんは、はっきりと自分のことばで答えていました。
「やったね!」とハイタッチ。
子どもが落ち込んでしまったときは、
手を指しのべたり余計な口出しをしないで、見守る。
時間が必要なんですね。
できそうかな?と思ったら
そっと背中を押してみる。
小さなことでもいいので、
自分で心を決めてみる。
自分で勇気を出してみる。
やってみたらできた!
自分で乗り越えることができた!!
乗り越えた経験。
それが自信につながっていくんです