教会でボランティアをしているSさんから聞いたお話をご紹介しますね。
ある日、子どもたちに食事が終わった後、
テーブルを拭くように頼んだそうです。
子どもたちはテーブルを拭いてくれたのですが、
よく見ると、まだところどころ汚れているのです。
Sさんは
『まだ、細かいところの汚れが残ってるよ。もっとていねいに』と言いたいのを、グッとこらえて、
「とてもきれいになったね!ありがとう!」 と言いました。
『あとで自分が拭けばいい』Sさんは思ったそうです。
その次の日も、子どもたち何も言わないのにテーブルを拭き、
その後も、毎食毎食テーブルを拭いてくれるようになりました。
それも率先して!
もしSさんが、感謝のことばでなく
「できていないところを指摘」していただ、どうだったでしょうか?
次の日も、率先してやったと思いますか?
子どもにとっては、やったことが認められたことがうれしかったのです。
「認めてもらえた快感」が、
「やってみよう!」という原動力になります。
自分から望んでやるようになる。
「やってみよう!」という意欲は、生きる力です。
完璧にできなくても、いいじゃないですか!
子どもたちがやったこと、できたことを認めて、
自ら「やってみよう!」と意欲を育ててあげてくださいね