あなたのお家では、こんな会話をしていませんか?
「ママ~~、お水!」(お水が飲みたいと伝えたい)
「これ、明日までだって」とプリントを差し出す。(書いておいてよ)と伝えたい。
ことばが省略されていても会話ができるのは、状況や表情からその人の伝えたいことを察して理解しているからです。家族の中ではそれほど不都合は生じなくても、よその人と話すときに、ことばで伝える力を持たないと言いたいことが相手に伝わらない事態が起こってきます。それに、単語だけの会話は相手に失礼な話し方ですよね。
ですから、単語だけの一言ことばでは伝わらない、ということを子どもにわかってもらいたいもの。そこで、一言ことばには「はぁ~?」ととぼけたり、わからないふりをして、センテンスで話せるように、家族の間で一言ことばを禁止してみましょう。
感情だけのことばでなく、またプツンプツンと切れた考えではなく、「~~だから、~~~だ」のように筋道のある話し方がでは、論理的な考え方の土台です。理由を述べながら話せば、自分の考えを整理できるし、人を納得させることができます。
毎日では窮屈なので、曜日を決めて、一言ことば禁止にトライしてみませんか。