以前、アメリカにいたとき、先生や親た子どもたちにかける「ほめ言葉」のシャワーを目の当たりにしました。
でもそれは、ほめ言葉の多さではなく、子どもたちを肯定的にとらえ、子どもたちの意欲を引き出そうとしていることに気がついたのです。
そんな私や、JAMネットワークのメンバーたちが、アメリカや日本で体験し、実際に効果のあった「ほめ方」「ほめるポイント」をまとめたのが
「わかっちゃいるけどほめられない!脳を育てるほめる表現力」(宝島社)
です。ほめる&叱るヒントが、詰まっています。
また、富山県の小学校で、全校をあげてほめる指導をしたら、全生徒の国語や算数の平均点が大幅にアップした実践の例もご紹介。
さらに今では、超有名な脳科学者の川島隆太先生にもお話をうかがい、脳科学の面からもほめることの大切さを伝えています。
この本は、子育てばかりではなく、ビジネスにも使えると、多くの反響がありました。毎日新聞の5月5日こどもの日の社説でも、本の紹介とコメントを載せていただきました。
特に印象に残っているのが、出版直後に中学校の保健室の先生お2人から、直接電話をいただいたこと。
「自己肯定感のない子どもたちが多い。認めてもらいたいから、保健室に来てる。
もっともっと、親も先生も子どもたちを認めてほめてあげてほしい」というような内容のお電話でした。
あとがき文より抜粋・・・・・
人はだれでも「認められたい」という思いを持っています。でも、そう簡単にはいかないのが現実です。昨今の問題を抱える子どもたちの多くは、自分のことを低くとらえています。「自分なんて、たいしたことない人間だ」と投げやりになったり、刹那的になったり・・・。それは、「認められたい」思いが満たされたいないからのように思うのです。
ほめられると、やる気が出て成績や才能が伸びるという、目に見える結果がでてきます。それにとどまらず、ほんとうの自分が認められてほめられた体験をした子どもは、自分のことが好きになって、自己肯定感が育ってきます。この自己肯定感は、「じぶん表現力」のベースになります。
子どもたちに自分の人生を大切にしてほしいから、「ほめる」言葉をたくさんかけてあげたいのです。
・・・・・・抜粋終わり
「わかっちゃいるけど、ほめられない!」というフレーズは、共感者多し!
このタイトルの講演会行っています。