先日、米国ノースカロライナ大学で行われている、自閉症児のためのプログラムTEACCHのビデオを観てきました。
自閉症の子どもたちが、自立するためのさまざまな取り組みがありました。
その中の一つ「GO AWAY」カード。 「教室から出る」ことをコミュニケーション手段ととらえて「教室から出たい(GO AWAY)カード」を使用しています。
「ちょっとお休みしたい」というニュアンスでしょうか。
つまり、自分の意思を伝える手段としてのカードです。
「GO AWAY」カードを出すと、教室を離れたり、後ろに用意された椅子に座って気持ちが落ち着くのを待ちます。
ある少年は、プログラムを進めるうちに、このカードを使用することがなくなったそうです。
教室が、楽しく居心地のよい場になったからでしょう。
講義のあと、友人とおしゃべりをしていて、
「昨日、娘のこと怒っちゃったけど、「GO AWAY」カード出したかっただろう、って反省したよ」
「私も、口うるさいから「GO AWAY」カード出されちゃうだろうな~」
「GO AWAY」カードのない家庭、目指したいですね!