「ほめられない」という言い分のひとつが「ほめると調子に乗って天狗になる」というもの。
天狗を心配している親に、「あなたは、どんなときにお子さんをほめますか?」と質問すると、
100点をとったときとか、スポーツで成績が良かったときなど、勉強やお稽古ごとに関することが多いのです。
こうした優越感は、自分より優れた人が出現したら劣等感に変わり、天狗の鼻はかんたんにへし折られます。
つまり、努力もせずに天狗で居続けることはできないのです。
それよりも、優しい行いをしたときとか、コツコツ続けている努力、その子どもの個性=いいところを、口に出してほめてあげてはどうでしょう。
これならいくらほめても天狗になんかなりませんよ!