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もし○○だったら? 2004年12月28日(第37回)

もし○○だったら? 2004年12月28日(第37回)

サンケイ新聞連載

もし○○だったら? 2004年12月28日(第37回)

<ワーク>

今年最後のワークになりました。冬休みが始まって、家族がそろう夕食の時や大晦日の晩などに、やってみてください。

1. もしあなたがお父さん(お母さん)だったら、子どもに何をしてあげますか?

2. もしあなたが、学校を作るとしたら、どんな学校にしたいですか?

3. もしあなたが、大金持ちだったら、世の中の人のために何をしますか?

4. もしあなたが、総理大臣だったら、来年は何をしますか?

「もし○○だったら?」とたずねて、子どもなりの考えを表現してもらいます。

「じぶんはどんなことを思っているか」気持ちを言うのは、むずかしいことです。でも、じぶんとは別の人、立場がはっきりしている有名人や歴史上の人物、大人になったつもりで言うようにすると、楽しみながら「意見」は言いやすいのです。

また、別の人の立場に立ってものを考える練習にもなります。

知り合いのW君が小さい時に、「もしボクがお父さんだったら、子どもにいっぱいお話ししてあげるんだ」と言っていたそうです。

子どもの隠れた気持ちが出てきたのを聞いて、W君のお父さんはちょっと切なくなったと言っていました。

アメリカの小学校では政治や社会で話題になっていることをよく取り上げます。大統領選挙の時、小学校で授業中に「もしキミだったら、どの候補に入れる?」という質問をしていました。子どもたちは「ボクは、○○候補に投票します。どうしてかというと~」子どもなりの判断を表現していました。

どんな答えでもかまわないのです。子どもなりの理由で考える、そのことが大事です。子どもがじぶんの意見を自由に言える雰囲気を作って、親子で遊んでみてください。

(JAMネットワーク 高取しづか)

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